パチスロ「シナリオ管理」ATの名機が遂に「引退」…シリーズの人気を「決定付けた秀作」 - パチマックス

　特例により旧規則機の設置期限延長が認められたものの、高射幸性機に関しては対象外。『押忍!サラリーマン番長』『パチスロ黄門ちゃま喝』『ミリオンゴッド－神々の凱旋－』など、ここまで数々の名機たちが姿を消した。

　2020年のラスト、12月に認定期間の満了と共に撤去されるマシンは1機種のみ。ただ、その該当機種も5号機時代の歴史を彩った人気タイトルであり、別れを惜しむファンも多いことであろう。

　KPE(現：コナミアミューズメント)がシリーズ第2弾として発売した『戦国コレクション2』は、1G純増約3.0枚のAT機能「世界制覇ラッシュ」が出玉増加の肝。主な当選契機は「規定コレ」到達で、この規定コレは通常A・通常B・天国・超天国・特殊と5種類あるモードで管理されている。

　規定コレは基本、1G消化で「1コレ」加算。チャンス役を機に10G継続(無限もあり)の「鬼ヶ島チャレンジ」へ突入すれば大量規定コレ獲得が可能で、ここで規定コレ到達、即ちAT当選した場合は残りゲーム数と余剰コレがAT終了後に持ち越される。

　1セット35G＋継続バトル5Gで構成されるAT中は、チャンス役成立でゲーム数上乗せ及び特化ゾーン突入抽選が行われ、逆押しカットイン→7絵柄揃いはセット数上乗せ。特化ゾーンは「ロボニャンドライブ」「夢幻斬り」「2人のコレクション」の3種類で、最強特化ゾーン・2人のコレクションは10G間、リプレイ以外でゲーム数が上乗せされるほか、7絵柄揃い確率が10分の1まで跳ね上がる。

　次セット継続するか否かはシナリオ管理。つまり、継続バトルは継続か否かのジャッジの役割を担うわけだが、仮に内部的に終了であってもこの間はチャンス役成立で勝利書き換え抽選が行われ、ここでのリール振動は書き換え確定。内部的に勝利確定の場合はロボニャンドライブがストックされる。

　ATが8セット継続すると「世界制覇」達成で、専用のムービーで祝福。世界制覇終了後は超天国へ移行し、例外なく「32コレ」以内でATに当選する。

　ちなみに、世界制覇中は継続バトルと同じ扱いで、ゲーム数上乗せはないものの、7揃い抽選はあり。ここで7揃いを引き当てた場合は超天国経由のATに持ち越される。

　ロングフリーズは、この世界制覇×2回が確定。出現率は極めて低いが、その分、恩恵は特大だ。

　設定推測要素はチャンス役からのAT直撃率、モード移行割合、各チャンス役からの鬼ヶ島チャレンジ当選率などで、規定コレ、鬼ヶ島チャレンジ中の加算コレ、AT中の7絵柄揃いの型などによる高設定確定パターンもあり。天井は基本、通常A滞在時の「992コレ」で、「999コレ」が選ばれた場合は設定4以上が約束される。